なぜ、大学へ行くのか。

何故、今更に大学に行くのかという理由を問われることがある。本来、別に自分は勉強好きでもないし、それほど学術に拘っているわけでも教育者になりたいと思っているわけではない。言ってしまえば、単に勉強したい機会に巡り合っただけで、勉強できる環境があっただけだとしか言えない。
写真を本格的に撮り始めて3年少々、昨年の個展をしてますます写真というメディアに興味を寄せてしまった。カメラも好きだけど何よりも自分は写真を芸術として表現するにはどうすれば良いのか、また、過去の写真史、写真に対する考え、理論を一度整理してみたくなったのだ。写真を芸術と結びつけるように思ったのは、写真を撮り続けている間にいつも疑問に思っていたことがある。

なぜ、そこでシャッターを切ったのか」だ。

それが写真だ!一言で言い切ってしまうのは簡単だ。記念写真やポートレートはなぜシャッターを切ったのかは、なんとなく理解できる。撮った写真を見せるためと記念に残したいなど具体的にわかりやすい理由だからだ。でも、子供でも大人でも「気になるものは何でも撮りなさい」と言われると本当に気になるもを撮るが、その写真には記念写真やポートレートの様な写真はなく被写体はバラバラだ。中には他人が見ても意味のわからない写真もあるだろう。なぜシャッターを切ったのか本人に聞いても「気になったから」としか言えない。心底はそこを知りたい、写真を通して人間の深層心理を探ってみたいという好奇心の現れが根底にはあると思う。

ここまでくると哲学や心理学も含まれてくるかも知れない。でも、人生一度しかないのだから、やらないよりはやる方がいいに決まっている。
後は海外展開や写真をアートととしてみたときの歴史を整理して勉強したみたい。また個人的に建物や都市風景のランドスケープフォトを撮影することが多いが建築物の造形の見方などは知識については全くの素人であり、造形美としての勉強もしたい。また、写真の見せ方も勉強してみたいことや人脈拡大もしてみたいこともある。写真を通して今いる社会のニヒリズムを表現したいのが夢だ。

うーん、所謂、知識への好奇心が行動へ揺り動かした結果が理由だとしか言いようがない。


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